伊勢旅行【その1】夫婦岩・伊勢神宮外宮編

伊勢旅行1夫婦岩伊勢神宮外宮 旅行記

2024年7月初旬、伊勢神宮と伊勢志摩へ旅行に行ってきました。

私と妻、私の母の3人で1泊2日の旅です。

電車・バス・タクシーを駆使して巡ったのは二見興玉神社(夫婦岩)、横山展望台、伊勢神宮(外宮・内宮)、志摩観光ホテル、松阪市の「松阪まるよし」です。

今回はその旅行記の第一弾、夫婦岩・伊勢神宮外宮編です。

近鉄特急で伊勢市駅へ

今回の旅は関西圏から近鉄の「伊勢神宮参拝きっぷ」を使って各地を巡ります。

まずは特急に乗り、伊勢市を目指しました。

特急の車両はビスタカーで、階下席を取っていました。

特急を予約するとき「2階席の方が眺めがよくていいかも?」とも思いましたが、階下席は半個室みたいな感じで楽しかったです。

伊勢市駅ではJRに乗り換えて夫婦岩方面へ。
下調べで夫婦岩周辺はバスの便が少ないことがわかっていたので、早めに二見浦に到着して早めのバスで伊勢市駅へ帰るべく、伊勢市駅からJRに乗って二見浦駅へ行くことにしたのです。
その方がバスと電車の接続がよく、効率的に次の目的地へ行けるとふんでのことです。
(急ぎでないなら伊勢市駅から夫婦岩までバスで行く方が便利かも?)

伊勢市駅では近鉄側の改札を出てしまうとJRの切符が買えないかもしれないので、ここは慎重にJR側改札へ移動して改札を出ました。
そしてJRの切符を買ってふたたび伊勢市駅構内へ。

なぜわざわざそんなめんどうなことをしたのかというと、「伊勢神宮参拝きっぷ」の伊勢市駅までの切符を使っていたのでいったん伊勢市駅で出る必要があるのかな?と思ったのと、JR参宮線ではICカードが使えないからです。

ICOCAなどのICカードが使えるなら、それを改札に通せばJRも乗れるはずですが、JR参宮線はICカードに対応していない路線なんですね。

なお、ICカードを改札に通して乗車しても電車内で清算してもらえばOKだったようです。
清算できることを事前には知らなかったので、あえてJR側改札から出てJRの切符を購入してから乗車してしまいました。
ま、大した手間ではなかったのでいいんですが、このあたりのことをもう少しわかりやすくホームページに掲載しておいてくれればよかったのにとは思いますね。

どうでもいいことですが、JR参宮線に乗車したのは朝の通学時間帯だったので地元の高校生とおぼしき若者が多数乗車していました。
高校生たちが降車後学校へ向かう道中めちゃくちゃゆっくりゆったりと歩いていたのが印象的。
関西の高校生なんて「これでもか!」ってくらい速足で歩きますからね。
ゆったり歩くさまに地元の高校生たちの余裕のようなものを感じずにはいられませんでした。

そんな感慨にふけっているうちに乗車していた鳥羽行の電車は二見浦駅に到着。
伊勢市駅を出て6分ほど経過していました。

まずは二見の海を目指す

二見浦駅からは夫婦岩表参道を通って二見浦の海岸へ。
二見浦表参道は日影が少なく暑かったのでおもに海沿いを歩きました。

ちなみに二見浦は禊(みそぎ)の浜と言われ、伊勢神宮参拝の際は先にここで身を清めるのが古来からの習わしらしいです。
なので初めての伊勢神宮参拝にあたってまずは二見浦へやってきたというワケ。

ここでうんちく。
「二見浦」という地名は、なんかの神様かだれかがあまりの美しさに二度振り返って見たことから「二度見する浦」、つまり「二見浦」とよばれるようになったとかなんとか見た記憶があったのでこのブログを執筆するにあたってもう一度ちゃんと調べてみました。
そしたら賓日館の公式サイトにそれらしい記述を発見。(賓日館というのは伊勢の神宮に参拝する賓客のための施設として明治に建てられたもので今は国の重要文化財です。なお見学は有料)

二見という地名は、伊勢神宮(内宮)から流れてくる五十鈴川が、二見を挟むように東西二手に分かれて伊勢湾に注いでいることから、「二水」に由来すると言われている。それが景勝地ゆえに二度も振り返る「二見」に変わり「倭姫命がその美しさに二度振り返りご覧になったため」と言われるようになった。

https://hinjitsukan.com/futami/

どうやらはじめは二度見云々ではなく五十鈴川の流れ具合に由来する地名だったようですね。

それを「二度見するほど美しい景色で二見」と読み替えた人々のセンスがすごいです!

肝心の二見浦の景色ですが、まぁまぁ手入れはされていてそれなりにキレイでしたが、二度見するほどではないなと思ってしまいました。

でも感動する人がいるのはわかります。

そもそも私、景色にあまり興味ないんですよねー。
どこに旅行しても「ふう~ん」とか「こんなもんかぁ~」的な感想しか抱かないタイプなんです。

なので二見浦が特別「ガッカリ観光地」ってわけじゃないです。念のため。

夫婦岩参道と二見浦の海岸線を歩くこと10分ほどで二見興玉神社に到着。
(はっきり言ってこの10分はめちゃくちゃ暑かった。母はゆでダコのごとく真っ赤になってました)

二見興玉神社は猿田彦大神を祀る神社で、猿田彦大神のお使いとされる蛙をかたどった石などがあちこちにあります。

数ある蛙の中でも、特に手水舎に鎮座する満願蛙は水をかけると願いが叶うという言い伝えがあるそうです。
なので「よし、満願蛙にたっぷり水かけたるで~!」と意気込んで二見興玉神社を参拝。
ところが満願蛙を見つけることができませんでした。
(「お前の欲望など聞き入れてたまるか~!」と言われた気がして気が滅入る)

なお、満願蛙は向かって右手側の蛙に男性、左側の子持ち蛙に女性が水をかけると良いそうです。

自分は見つけられなかったくせに、帰宅してから調べて知ったことをここで偉そうに話すのもアレですが…。

夫婦岩は意外とイイ

二見浦の海岸のところでも述べたように、私は景色の良さなんて全く理解できないおバカ庶民です。
なので「夫婦岩もきっとガッカリするだろう」くらいの気持ちで臨みました。

でもこれが夫婦岩では良い意味で裏切られました。

夫婦岩の実物を見て「おー、これが夫婦岩か~!」とちょっとばかりテンション上がったのです。
期待していなかったからかもしれません。
なんかわかりませんが「ありがたい岩」という感じがしました。

これ、夕日が沈むさまを実際に見ると圧巻かもしれません。

観光三重のサイトから画像を拝借。

さすが宣材写真。ばっちりいい感じに撮れてますね~!(知らんけど)

こりゃ昼間訪れるより絶対夕方訪れるべきですな。

めおと横丁で休憩

ちょっとばかり感動したと言いつつ、この日はめちゃくちゃ暑かったので夫婦岩鑑賞は早々に切り上げ。
屋内施設である「伊勢夫婦岩めおと横丁」へお邪魔しました。

朝の9:00から開いていることは下調べずみです。
8:55頃めおと横丁に到着して5分ほど待って中へ。

店内は冷房が効いていて涼しく、天国です。

「おー、意外と雰囲気いいやん!」というのが最初の感想。
天井にぶら下げられたたくさんの提灯がいい味出してます。

そしてめおと横丁入ってすぐのところに無料と思われるドクターフィッシュの足湯がありました。
が、「足湯」の気分ではなかったのでパス。(暑かったからね)

とりあえずどんなものが売ってるか見て回るぞ~!と思ったのもつかの間。
「えっ!店ほとんど開いてへんや~ん!」
そう、めおと横丁自体は開いていたものの、めおと横丁の中のお店がまだ開店準備中のとこが多かったのです。

店員さんたちがせっせと準備している中を、何を見るでもなく通り過ぎていくだけ。
予定ではさっそく伊勢の地元のうまいものを食べるつもりだったのに…。

「♪こんなはずでは~、なかったに!」
(アスレチックランドゲームのCMが頭をよぎった私はアラフィフです。音楽が頭に流れたあなたは間違いなく同世代ですな!なんのこっちゃかわからん方は無視してください)

(ここから話がめちゃくちゃ脱線してややこしくなったので脱線話は囲みに入れておきます)

「時間が迫る、気は焦る。こんなはずでは無かったに」いまだに鮮明に思い出せるアスレチックランドゲームのCMフレーズ。
誰が作った曲か知らんけど「浪花のモーツァルト」キダ・タローもびっくりやね。

アスレチックランドゲームのCM見てみたいと思った奇特なあなたのためにYoutubeのリンクを贈ります。(動画の1分過ぎたあたりから始まるのでそこへ飛べるようにしてます)

30秒間、堪能してください。

アスレチックランドゲーム、今も売ってるみたいで感慨深いです。

タカラトミー アスレチックランドゲーム

って何の話やねん。そうそう、めおと横丁の話やった。

で、めおと横丁の店、期待してたんですよ。

目当ては「あっぱ貝(檜扇貝・ヒオウギガイ)」
食べたことないので食べてみたくて。

お店の準備ができるのを今か今かと待ちわびました。

いざ開店準備完了。いよいよ開店です。
「さぁ、アッパ貝食うぞ!」
ところが。
「アッパ貝ないやーん!」

そう、陳列された品々の中にアッパ貝の姿が見当たらなかったのです。
その日の仕入れにはなかった模様。

はー、ガッカリ!

仕方ないので、アッパ貝に未練を残しつつ地元の名物でも何でもない普通のクリームソーダを注文。
暑かったのでクリームソーダは普通にうまかったです。

その後まだ時間に余裕があったのでしばらくめおと横丁で何をするでもなく滞在。
幸い、休憩できる椅子はたくさんありました。

ランチを賢島にある志摩観光ホテルで予約していたこともあり、夫婦岩から伊勢市駅に戻る時間を早めにしたくてわざわざJRに乗って夫婦岩までやってきましたが、手に入れられたのは夫婦岩への多少の畏敬の念とアスレチックランドゲームへのノスタルジー

う~~~~ん。なんだか先行き不安になる旅のスタートです。

伊勢神宮 外宮へ向かうバス

次は夫婦岩からバスで伊勢市駅へ戻り、そこから伊勢神宮 外宮を参拝する予定。
バス移動なので多少は時間が読めないのは覚悟のうえ。

夫婦岩東口のバス停でバスを待っていると、しばらくしてバスがやってきました。
「おー!来たー!」と思って荷物を抱え乗車準備をしてバスが停まるのを待っていたら、バスが無情にも停車せず過ぎ去っていきました。

「え?どういうこと?」
あぜんとする私たち。

その様子を見ていた通りがかりの地元の人が「あのバスはここには停まらんよ。みな間違える。もうちょっと先のバス停には停まるんだけどね」的なことを教えてくれました。

どうやら違う系統のバスだったようで、私たちの待つ「夫婦岩東口」にはもともと停車しないバスらしいです。
ただ、帰宅後に調べてみましたが、それらしいバスは調べても出てこず。
どういうバスだったのか不明ですが、確か行き先に「五十鈴川」と表示されていた気がします。
臨時の直行便か何かでしょうかね?
いずれにせよ「夫婦岩東口」には停車してくれないので乗れないのですが…。

ま、そんな小さなハプニングはありましたが、ほどなくして私たちの乗るべきバスが到着。
無事伊勢市駅にたどり着けました。

伊勢神宮 外宮 参拝

伊勢神宮 外宮は伊勢市駅から徒歩5分程度のところにあります。
「近いな」
と思っていたのですが、思いのほか信号に引っ掛かったためか8分くらいでようやく到着。

外宮に到着した時点ですでに疲れていました。

外宮では伊勢神宮公式サイトにあるモデルコースの30分コースを散策。
…する予定でしたが暑すぎて命の危険を感じたので、正宮 豊受大神宮を参拝したらあとはささ―ッと歩いて別宮などの参拝はそこそこにして帰ることに。

神様はきっとお許しくださるに違いない!

外宮をあとにして賢島へ向かいます

外宮参道のはずれでは「山田三方」という回転焼を三角形にしたようなスイーツが売っているのでそれを買って食べ歩くのを楽しみにしていました。
カスタード味をチョイスして出来立てアツアツをほおばるつもりだったんです。
んが、とてもじゃないがアツアツの食い物なんて食べる気になれません
食べ歩きは断念してとぼとぼ伊勢市駅へ。

外宮へ向かう前に先に特急券を買っておいたので、特急の出発時間まで伊勢市駅で時間つぶし。
時間つぶしと言っても伊勢市駅は涼む場所がなくてただただ時間が過ぎるのを待つのみ。
今にして思えば特急の時間を変更してもらえばよかったのかも?
あんなに時間に余裕があったんだからたぶん1本前の特急に乗れたんじゃないかな?
そしたら早くにホテル着けて涼しい場所にいられたろうなぁ。
振り返ってみるとちょっとした失敗ですね。

伊勢市駅からふたたび近鉄特急に乗って賢島駅へ向かいました。

特急の「伊勢志摩ライナー」が超快適だったのが救いでしたね~。

まとめ

夫婦岩は意外にも(この言い方は失礼かもしれませんが)よかったです。

外宮はひたすら暑かったので記憶も飛びがちでした。
(いやほんと危険な暑さでした)

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