伊勢旅行【その2】志摩観光ホテル食事編

伊勢旅行【志摩観光ホテル食事(ランチ)】 旅行記

2024年7月初旬、伊勢神宮と伊勢志摩への旅行記録の第2弾。
志摩観光ホテルでの食事編です。

志摩観光ホテル ザ クラシックの「ラ・メール ザ クラシック」でランチをいただきました。

結論から言ってしまうと、「めちゃくちゃうまかった!」ですし「サービスも最高!」でした。

賢島駅からシャトルバスを使わず徒歩で志摩観光ホテルへ

伊勢神宮外宮を参拝したあと、伊勢市駅から近鉄特急に乗り賢島駅へ到着しました。

賢島駅からは志摩観光ホテルのシャトルバスが出ているのですが、到着時間的に都合が合わなかったので、歩いてホテルへ向かうことに。

歩いても徒歩6分くらいかな、というところ。
暑かったですが、きれいな景色とおいしい空気を堪能しながら歩いたのですぐ近くに感じられました。

ホテル敷地内に入ってから今回の宿泊ホテルである「ザ クラシック」の玄関までの道中で「伊勢志摩サミット」の写真スポットを発見しましたが、「あとで写真撮ろう」と思いながらとりあえずホテル玄関の方へ。

ホテル到着

いよいよホテルに到着しました。
時刻は12:50前だったかと思います。

ランチの予約時間が13:00なので、とりあえずフロントで荷物を預かってもらい、あとでフロントで荷物を受け取ってからチェックインしようと思っていたところ、ホテルのご厚意で荷物は部屋の準備ができ次第部屋に運んでくださるとのこと。

荷物を預けてランチ会場の「ラ・メール ザ クラシック」へ案内してもらいました。

「ラ・メール ザ クラシック」の入り口入ってすぐのところには「伊勢志摩サミット」で使われたテーブルが置かれており、カトラリーなどもセッティングされていました。

各国の国旗も飾られていて歴史あるホテルに来たんだという「特別感」を感じられました。

写真を添付しますが、なぜか全体的に黄色っぽい…。
うまく撮るコツとかあるんでしょうが何せ素人なのでご容赦を。
実際はとても素敵なロイヤルブルーのテーブルクロスに模様のあしらわれた白いお皿がセッティングされていました。

以下、食事内容などの写真をアップしていますが、素人が撮った写真ゆえあまりおいしそうに撮れていないのでそのあたりは温かい目で見守ってやってください。

コースは「海と大地の恵み」

今回あらかじめ頼んでおいたのは「海と大地の恵み」のコースです。

ホームページで見て一番おいしそうに感じたのと、量の多いコースだと少食の妻が苦労するだろうと思ったからです。

また、のちほど改めて説明しますが、コース料理に追加で「鮑ステーキ ブールノワゼットソース」を一品頼んでおきました。
3人で取り分けますと伝えておき、用意してもらっていました。

ランチ開始

窓際の席に案内され、着席しました。

着席後、「本日は『海と大地の恵み』をご用意いたします。追加でご注文された『鮑ステーキ ブールノワゼットソース』はいつお持ちしましょうか?」とのお尋ねがありましたので、「いつ頃がベストでしょうか?」と逆質問。
「『伊勢海老クリームスープ』か『伊勢海老アメリカンソース』のあとがよろしいかと」とお答えいただきましたので「伊勢海老アメリカンソース」のあとにお願いしました。

ほどなくしてドリンクメニューが渡されましたので、お酒ではなくウーロン茶で。(ウーロン茶がリーズナブルでびっくり!)

ウーロン茶がサーブされ、飲んで落ち着いたころに「お食事をお持ちますのでナプキンを」というような声掛けがされたのでナプキンを広げ、いざ食事開始です!

高級レストランに不慣れな3人

ここで一応補足を。

読者さんはお分かりかと思いますが、私たち一行は皆、高級レストランには縁がない庶民です。
テーブルマナーなんて知りません
なので正直失礼なことをしでかしはしないかと緊張していました。

特に料理ごとに「どのカトラリーを使うべきなのか」について、外側から使うというのは知ってはいましたが、本当に合っているのか不安になりそうでした。

それを察したのか、料理が運ばれてくるたびに料理の案内とともにどのカトラリーを使うのか案内がありました。(オペレーション的にお客さんがどんな属性の人でもそうするのかもしれませんが…)

1品目 アミューズブーシュ

1品目はアミューズブーシュです。

小さな器に上品な盛り付けで運ばれてきたのは、「和牛のなんちゃらかんちゃら」でした。
(名前なんて聞いたそばから忘れていきます。とてもじゃないですが覚えられません(笑))
確か黒毛和牛だと言っていたような?

これがいきなりズキューン!とくるほどうまかった!

ひとくち目を食べた瞬間、3人とも目を大きく見開いてうなずいてしまいました。

やわらかい和牛を噛むや否や口の中いっぱいにうまい和牛の風味が広がりとろけるようになくなっていきます。

数切れの和牛をあっという間にたいらげてしまって「あと1切れか2切れください!」と言いたくなりました。

妻と母も同意見で、つきなみな表現ですが「めちゃくちゃおいしいよね!」と何度も言い合っていました。

その後の料理に期待が高まる1品でした!

2品目 海の幸 伊勢海老のコンソメジュレと鮑のクリームを添えて

2品目は「海の幸 伊勢海老のコンソメジュレと鮑のクリームを添えて」です。

料理が運ばれてきました。
めっちゃいいにおい。
小さな一口サイズのイカや魚の切り身が入っていてジュレとクリームがかかっています。

まずはコンソメジュレとクリームをひとすくいして口へ。

「う、うまい!」

伊勢海老の香りのジュレとあわびの味のするクリームが絶妙にいいバランスで口の中に広がって何とも言えないおいしさです。

続いてイカや魚などを口へ。

「予想通りうまいやん!」

イカも魚もやわらかくて食べやすい。
ジュレとクリームとともに食べるとどこか懐かしい感じの味がします。
(こんな料理いままで食べたことないのですが!)
普段安物料理しか食べていないので表現が難しいですが、めっちゃおいしいグラタンを食べているような感じ?(安い料理にしかたとえられない悲しさよ…)
たぶん鮑のクリームがベシャメルソースみたいな感じだったのでグラタンぽく感じたんだと思います。
あと、何気にプチトマトがめちゃくちゃ甘く皮も薄くておいしかったー。

「これもおいしいよね!」

3人の意見が一致しました。

3品目 伊勢海老クリームスープ

3品目は「伊勢海老クリームスープ」

2016年に開催された「伊勢志摩サミット」で各国首脳などにふるまわれ、そこにいた全員があまりのうまさに一瞬手をとめたという伝説のあるスープです。

サミット以来「志摩観光ホテル」の看板料理のひとつと言っても過言ではないくらい有名になっています。

ホテルに来る前から楽しみにしていたうちの1品でした。

運ばれてきたスープを見てちょっとびっくり。
というのも量が多そうに見えたからです。

妻は食べる前から「こんなに飲みきれるかな?」と不安げでした。

いざ食べてみると伊勢海老の風味が濃くておいしい。
重めのテイストですが、いくらでも食べられる感じです。

量の多さを心配していた妻もあっという間にぺろりとたいらげ満足げ。

母も「いままで食べたスープの中で一番おいしい!」と絶賛していました。

4品目 伊勢海老アメリカンソース サフランライスを添えて

4品目は「伊勢海老アメリカンソース サフランライスを添えて」です。

料理の前にフィンガーボウルがテーブルの上に置かれました。
「これで手を洗えってことね!」と了解。

そしてメインディッシュのひとつとなる伊勢海老が運ばれてきました。

ここで困った事態発生。
いままで料理がサーブされるたびに使うべきカトラリーを説明してくれていたのに、この料理の時に限って料理名と料理の説明だけでカトラリーの説明がなかったんです。
運ばれてきた伊勢海老料理にあっとうされていてその場で聞くことも忘れていました。

さぁどうしましょう?
テーブルの上にはフィンガーボウルとカニスプーンならぬエビスプーン、そしていくつかのナイフ、フォークなど。
エビスプーンは使用するのが確定として、あとはどうしたら?
聞こうにも人を呼ぶ勇気がないヘタレの3人。

「ま、間違えててもドンマイやろ!冷める前に食べよう!」
ということでエビスプーンとナイフ、フォークを使って食べはじめました。

でも正直、食べるのには苦労しました。
幸いフィンガーボウルがありましたし「手でいくか!」と勢いで手を使って食べてしまいました。
結局たよりになるのは素手でしたね(苦笑)。

それにしても旬ではないとはいえ、伊勢海老はやっぱりおいしかったです。
特にミソの部分が美味でした。

ミソが苦手な妻だけは「これは食べるのが難しいし、あんまりかな?」と言ってました。

ちなみに、サフランライスが添えられていましたが、これは薄味すぎて普通の白ご飯を食べているような感じでした。
味の濃い伊勢海老料理につけるならもう少し味の濃いサフランライスがよかったかな?あくまで素人の私の意見ですが。

5品目 鮑ステーキ ブールノワゼットソース

5品目は追加注文の「鮑ステーキ ブールノワゼットソース」です。

妻と母はそろそろお腹いっぱいになってきたころ。
でもどうしても「鮑ステーキ ブールノワゼットソース」が食べたかったんです!

というのもこの料理、私が愛読しているグルメ漫画「美味しんぼ」に登場したことがあるのですよ。

マンガの第13巻第9話、アニメの第27話「あわび尽くし」の回に出てきて、究極のあわび料理として取り上げられています。
しかも「志摩観光ホテル」のまさに私がランチをしているフレンチレストラン「ラ・メール ザ クラシック」で食事をするシーンも。

「志摩観光ホテルで食事するなら絶対にはずせない!」ということでコースにわざわざ追加したというワケです。

運ばれてくるとバターのうまそうな香りとあわびのにおいで食べる前からすでにおいしいだろうと思わされました。

さっそく妻が取り分け。
まず半分に切って、半分を私のもとへ。
残り半分をさらに半分にして妻と母へ。

食べてみるとあわびがやわらかくてバターの香りが芳醇。

母は「あわびってもっと噛んで食べるものだと思ってた」
妻は「こんな柔らかいあわびは初めて!」と。

特に妻は、以前友人の結婚式披露宴で出されたあわびが硬くて嚙み切れずに苦しみながら飲み込んだ経験があるらしく「あわび料理を敬遠してたけど、こんなやわらかいなら食べられるね!」と喜んでいました。

ただ、お腹がまんぷくになってきた状態でバターの濃厚な料理を食べるのはさすがに母と妻には重かったようではありました。

私は「美味しんぼ」の世界に触れることができて大満足でしたし、実際おいしかったので注文してよかったです!

なお「鮑ステーキ ブールノワゼットソース」と「美味しんぼ」の関係については別の記事でさらに詳しく説明しています。
アニメの該当回のリンクなども貼っておいたのでぜひ見てみてください!(リンクはこちら

6品目 黒毛和牛フィレ肉ステーキ トリュフソース

6品目は「黒毛和牛フィレ肉ステーキ トリュフソース」

王道の牛ステーキです。

料理の前にナイフとフォークが運ばれてきました。
もしかしたら伊勢海老のアメリカンソースの時にナイフとフォークを使ったのがいけなかったのかな?
それとも追加で「鮑ステーキ ブールノワゼットソース」を食べた都合上足りなくなるのは必然だったのか?
(いちいち「どっちなんだーい?」と「なかやまきんに君」しても仕方ないので真相解明はしていません)
ま、カトラリーが足りなくなったらさりげなく追加してくれるみたいなのであまり心配する必要はなかったですね!

すでにお腹いっぱいの母と妻は「全部食べられるかなぁ?」と心配顔。

ところが、料理が運ばれてきて実際に食べてみたら、3人ともペロリ!

ソースがおいしかったし、肉もかんたんに噛み切れてとろけるやわらかい肉で大満足。

「結局おいしくてあっという間に食べちゃったね!」と妻と母。

特に母は「これが一番おいしかったかな?」だそう。
確かにこれもうまかった!それこそ今まで食べたどのステーキよりもうまかったです。

7品目 8品目 デセールとコーヒー、プティフール

最後に提供されたのがデセールとコーヒー、プティフールです。

この時、ホテルからサプライズ。
妻の誕生日に合わせて訪問したので誕生日プレートが来ました。
生花をあしらったプレートの上に涼しげな皿がのせられ「HappyBirthday」とチョコレートで描かれています。

妻は「わぁ!めっちゃうれしい!感激!」と子どものようにはしゃぎご満悦。

「お写真撮りましょうか?」と声掛けいただいたので撮ってもらいました。
妻は誕生日を祝う年齢ではないかもしれませんが、いい記念になったかも?

なお、デセールはメロンの添えられたメロンシャーベット

暑い季節にシャーベットでうれしかったですし、お腹いっぱいのところに重めのケーキはもう入らないと思っていたのでさっぱり系で助かりました。
甘すぎずさわやかなメロン味でうまかったです。

デセールとほぼ同時に提供されたコーヒーにはプティフールが添えられていました。

プティフールはマドレーヌとゼリー(?)、ナッツです。

ふだんあまり好きでないナッツがなぜか妙においしかったです。

ランチ終了・支払い

こうしてランチは無事(?)終了。

本当においしくて充実した時間を過ごせました。

所要時間は2時間ちょっとといったところ。

おいしすぎてついがっついて食べてしまったと思ったのですが、ごく普通のスピード感だったのかな?

なお、支払いですが、飲食代はすべて部屋付けにしてもらえました。
チェックイン前だったのでどうなるのかな?と思ったのですが、ちゃんと連携が取れていましたよ~!

提供されたパンはおかわりし放題

そうそう、補足ですが、料理の間はパンが提供されました。

おかわり自由で、食べ終わると「パンの追加はいかがでしょうか?」と声をかけてこられます。
私はついつい「お願いします」と言ってしまうたちなので、結局2回おかわりしました。

提供されたのはフランスパンとあおさのバターロールの2種類で、バターもテーブルの上に用意されていました。

特にあおさのバターロールが好評で、3人とも「うまい、うまい!」と食べました。
どちらのパンも温かい状態で提供され、温かいうちに食べるのがめちゃくちゃおいしかったです。

ちなみにフランスパンは冷えるとかたくなり食べづらくなるので、なるべく温かいうちに食べるべし。
ただ、あおさのバターロールも温かいうちに食べた方がしあわせになれるので、おすすめとしてはパンが提供された瞬間にあおさのバターロールを高速でたいらげてうまさを堪能し、すぐさまフランスパンに取り掛かるのがベターかな。
で、おかわりはあおさのバターロールだけするほうがいいかも?(フランスパンまでおかわりしているとお腹がいっぱいになってしまうため)

少食の方はあおさのバターロールにだけ手をつけてフランスパンは申し訳ないですが残すくらいがいいかもしれませんねー。

志摩観光ホテルでランチをしてみて

志摩観光ホテルでランチをしてみて、ホテルのクオリティの高さを思い知りました。

提供される料理はどれも甲乙つけがたいうまさでしたし、サーブのタイミングも完璧
声掛けも適宜あってしかもさりげない気づかいが感じられました。

コースのセレクトに関して。
今回注文したランチの「海と大地の恵み」ですら量が多く感じられたので、少食でコース料理を頼む方は品数が多すぎるコースの注文には気をつけた方がいいかもです。
たぶん量を少なめでとか頼めるんじゃないかと思うのでそういうのも手かもしれません。

ちなみにうちの妻はかなり小柄なうえ普段からずいぶん少食なので、追加のあわびを足したことで「量が多かった」と言っていましたが、普段からごく普通の食事量の私にはあわび追加とパンを2回おかわりしてちょうどよかったです。

以上参考になれば幸いです。

ご意見・ご質問等ありましたら、遠慮なくコメントください。
感想もお待ちしております!
うまい写真の撮り方やレポの仕方なんかも教えてもらえるとうれしいです!

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