志摩観光ホテル【完全攻略】裏ワザ必見!

志摩観光ホテル【完全攻略】 ホテル

2024年7月に「志摩観光ホテル ザ クラシック」に宿泊し、食事もしてきました。

実際に志摩観光ホテルを利用してみて、「また宿泊したい!ぜひ皆さんにもオススメしたい!」と感じたので「志摩観光ホテル【完全攻略】裏ワザ必見!」と銘打って、志摩観光ホテルで宿泊や食事する際のちょっとしたコツや攻略法・裏ワザなどを完全ガイドしていきたいと思います。

ザ クラシックだけでなく、ザ ベイスイートについても紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

志摩観光ホテルって?

志摩観光ホテル(「シマカン」と呼ぶ人もいるらしいです)は2016年に「G7 伊勢志摩サミット」が開かれたことでも有名なホテル。

安倍首相やオバマ元アメリカ大統領など、G7に参加した面々はもちろん、そのほかにも皇族の方々や著名人なども多数訪れている由緒あるホテルです。

志摩観光ホテルを訪れた著名人

昭和天皇(なんと5回も宿泊されています)、上皇上皇后両陛下、秋篠宮文仁親王・文仁親王妃紀子夫妻、黒田清子様など皇族・元皇族の方々
山崎豊子、三島由紀夫、井上靖、山下清、などの小説家・芸術家
安倍晋三、バラク・オバマ、デーヴィット・キャメロンなどの政治家
中井貴一、向井理など、ドラマ「華麗なる一族」のキャストの面々(キムタクは来てないらしい)や芸能人

著名人の中でも作家の山崎豊子さんは志摩観光ホテルを愛してやまなかった人の1人で、「志摩観光ホテルに滞在しないと筆が進まない」ということも多々あったそうです。

そんな山崎豊子さんの名作「華麗なる一族」の冒頭部分では、まさにこのホテルからの景色が描写されています。

「陽が傾き、潮が満ちはじめると、志摩半島の英虞湾に華麗な黄昏が訪れる」

山崎豊子「華麗なる一族」より

志摩観光ホテルから眺める英虞湾(あごわん)の夕日は格別で、多くの人々を魅了してやみません。

私も魅了されに訪れましたが、あいにく天候に恵まれず、「絶景!」とはなりませんでした…。
(残念でしたが、また近々リベンジする機会をもうけるつもりなのでその時こそは!と思っています)

ちなみに、私が訪れた2日の間にも、何かの取材クルーのような面々が訪問していて、大きなテレビカメラを回しておられました。

取材はひっきりなしにあるのかもしれませんね。

志摩観光ホテルには3つの建物がある

志摩観光ホテルには、「ザ クラシック」「ザ ベイスイート」「ザ クラブ」の3つの建物があり、古い方からザ クラブ→ザ クラシック→ザ ベイスイートの順で建てられています。

このうち「ザ クラシック」と「ザ クラブ」は建築家の村野藤吾による設計だそうで、歴史的にもかなり価値がある建築物です。

このあたりのことは志摩観光ホテルのホームページにも詳しく出ています。

「ザ クラブ」は1951年に建てられた歴史ある建物です。

当初は宿泊施設として建てられましたが、今は宿泊施設としては使われておらず、食事処や伊勢志摩サミット記念ギャラリーとしてとして使用されています。

「ザ クラシック」は1969年開業で、今も宿泊施設としてバリバリ現役で使われています。

「ザ ベイスイート」は比較的新しい2008年開業で、全室スイートルームのラグジュアリー仕様が特徴です。

「ザ クラシック」「ザ ベイスイート」のどちらに宿泊するか迷うところですが、ラグジュアリーな気分にひたりたいなら「ザ ベイスイート」、景観を重視したいなら「ザ クラシック」がオススメ。

なぜ、「景観重視ならザ クラシック」なのかと言いますと、クラシックの方が最初に建てられている分、良いポジションに陣取っているからです。

景色のことだけ考えると、あとから建てられたベイスイートはクラシックに比べほんの少し不利なんですね。

ちなみに、のちほどご紹介する志摩観光ホテルの館内見学ツアーで私たちを案内してくださったホテルの方も「個人的にクラシックの屋上からの景色の方が好き」とおっしゃっていました。

まぁでも、このあたりのことは完全に個人の好みの問題で、もちろんベイスイートからの眺めも十分すぎるほど美しいです。

なお、クラシックとベイスイートはとても近くて歩いて行き来できる距離ですが、一応バスで送迎もしてもらえます。

「こんな近い距離を送迎してもらえるなんて!」とリッチな気分になるというか、申し訳ないという気持ちになるというか…。
(どうせ送迎してもらうなら喜んで送迎してもらった方が気分がいいのでしょうが、いかんせん私は庶民なのでつい申し訳なく思ってしまいます)

あと、細かなことですが、両ホテルはチェックイン・チェックアウト時間が少し違っています。
「ザ クラシック」はチェックイン/14:00 チェックアウト/11:00、「ザ ベイスイート」はチェックイン/15:00 チェックアウト/12:00です。
注意してくださいね。

志摩観光ホテルでの食事

志摩観光ホテルに宿泊するなら、絶対に外せないのがホテル内での食事です。

ホテル内で食事できるところとしては「ザ クラシック」内の「ラ・メール ザ クラシック(フランス料理)」、「ザ ベイスイート」内の「ラ・メール(フランス料理)」、「浜木綿(和食)」、「ザ クラブ」内の「リアン(カフェ&ワインバー)」、「山吹(鉄板焼き)」があります。

ザ クラシック   ラ・メール ザ クラシック(フランス料理)

ザ ベイスイート   ラ・メール(フランス料理)、浜木綿(和食)

ザ クラブ    リアン(カフェ&ワインバー)、山吹(鉄板焼き)

フランス料理のレストランが同じホテル内に2つもあるのは珍しいのではないでしょうか?

ここからもわかる通り、志摩観光ホテルではフランス料理に特に力を入れているようです。

2024年現在、総料理長である樋口宏江さん指揮のもと、伊勢海老料理やあわび料理を主軸としたフランス料理が展開されており、たくさんの人の舌をうならせています。

ちなみに樋口宏江さんはめちゃくちゃ頑張り屋の女性のようで、ほぼ休むことがないのだとか!

樋口さんを取り上げたNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」はかなり好評だったようですよ。

今もNHKオンデマンドで見ることができるようです。(私は未視聴)

また、Youtubeに樋口宏江さんを特集した「パレ・ド・Z〜おいしさの未来〜」という番組があるので、そちらを見てみるのもいいと思います。
彼女の活躍の様子が伝わってくる番組です。

フランス料理の名物は伊勢海老とあわび

フランス料理のなかでも志摩観光ホテルが力を入れていると思われるのが伊勢海老料理と鮑(あわび)料理です。
どちらも地元伊勢の食材として有名ですよね!

伊勢海老料理に関しては「伊勢海老アメリカンソース」などもおいしいのですが、志摩観光ホテルに来たなら絶対食べておきたいのが「伊勢海老クリームスープ」です。

サミットでも各国首脳陣に提供され、あまりのおいしさに一瞬全員の手が止まったくらいだそうです。

実際食べてみると伊勢海老の味が濃厚なクリーム仕立てのとろとろスープが本当においしかったです。
「こんなおいしいビスクがあったなんて!」と驚いたことは言うまでもありません。

そして何と言っても注目してほしいのが「あわび」です。

なんと、かの有名なグルメ漫画「美味しんぼ」に登場したことがあるのです。
(しかもちょいと出ただけとかではなく、その回のメインとして登場!)

「美味しんぼ」のマンガだと第13巻第9話、アニメだと第27話の「あわび尽くし」の回になります。

「志摩観光ホテル」の名前こそ出てきませんが、当時の総料理長高橋忠之さんも「高橋シェフ」として登場。
「ラ・メール ザ クラシック」の窓際の席で食事するシーンも出てきます。

「美味しんぼ」のアニメはYoutubeにて公式に公開されているので必見です!

「あわび尽くし」第27話 | 美味しんぼ

美味しんぼ 公式チャンネル【デジタルリマスター版】より

この「美味しんぼ」のマンガやアニメに登場するあわび料理は「鮑ステーキ ブールノワゼットソース」として今もレストランで提供されています。

私は漫画「美味しんぼ」をよく読んでいましたしミーハーなので、もちろんコースに追加で「鮑ステーキ ブールノワゼットソース」を注文し食べました。

ひとくち食べてみて、あわびがめちゃくちゃ柔らかいことに驚き!
あわびと言えば「よく噛んで食べるもの」だと思っていたのですが、かんたんに噛み切ることができるのでそんなに噛む必要なかったです。
高齢の母には少しバターが重めだったようですが、私にはバターの風味が豊かでとてもおいしく感じられました。

ちなみに「美味しんぼ」の件に関しては、アニメと実際の比較をされているおもしろいブログがありましたのでリンク貼っておきます。

ザ ベイスイートの「ラ・メール」「浜木綿」は年齢制限あり

志摩観光ホテルのレストランを利用するうえで気をつけるべきは年齢制限です。

ザ ベイスイートの「ラ・メール」と「浜木綿」のみ、年齢制限があり、小学生以上しか利用できません。

ザ ベイスイートの宿泊は子どももOKなのですが、レストランの「ラ・メール」と「浜木綿」だけ年齢制限があるのでお子様連れの方は要注意です。

逆に「子どもの声に邪魔されず静かに食事したい」という場合は「ラ・メール」か「浜木綿」の利用を検討するといいかもしれませんね。

あと、どのレストランも「スマートカジュアル」のドレスコードがあるので、それなりの服装で。
リゾート気分で「短パンにサンダル」はNGですぞ!

志摩観光ホテル 館内見学ツアーはぜひ参加を!

志摩観光ホテルでは無料アクティビティとして「館内見学ツアー」が開催されています。

毎日朝9時から40分間となかなかのボリュームで、ホテルの方がホテルの歴史や見どころ、伊勢志摩サミットのお話などをしてくださります。

こう聞くと「そんなのつまらないのでは?」と思う方もおられるかもしれませんが、なんのなんの。「ぜひとも参加せよ!」というレベルなのです。

ユーモアを交えて話をされるところはそこまでおもしろいものでもないのですが(失礼ですみません!私関西人なもので笑いにはうるさいのかもしれません。知らんけど。)、ホテルの見どころや伊勢志摩サミットの裏話など、非常に興味深かったです。

「へぇ~、そんな経緯でホテルが建てられたんやー!」と感心したり、気づかぬままスルーしそうだったホテルの見どころを知れたり、サミットの裏話を知って賢くなった気分になれたり。
つい誰かに話したくなる話を聞けること間違いなしです。

時間があれば(なくても何とか時間を捻出して)、ぜひ館内見学ツアーにご参加を!

以下に公式サイトの館内見学ツアーの案内を貼っておきます。

ラウンジ攻略法

志摩観光ホテルには「ラウンジ」があり、宿泊している方ならどなたでも無料で利用できます。
「クラブフロアに宿泊の方限定」などというしばりがないのでどの部屋に泊まっていてもOK。
ルームキーさえあれば利用できます。

「ザ クラシック」には「ゲストラウンジ」、「ザ ベイスイート」には「ザ ベイスイート ラウンジ」があり、クラシックの方はルームキーをかざして入室、スイートの方はルームキーを所持していれば利用可でした。

ちなみに、クラシックに宿泊の人がベイスイートのラウンジを利用したり、ベイスイートに宿泊している人がクラシックのラウンジを利用したりといった使い方もできます。
「ザ クラシック」にチェックインの際はクラシックのゲストラウンジしか案内してもらえないかもしれませんが、聞けばベイスイートのラウンジも利用できることがわかります。

ただし、どちらのラウンジも提供されているメニューに大差はないので、あえて宿泊していない方のラウンジを利用する必要はないかもしれません。(違う方のラウンジを利用するのは勇気いりますしね)

利用時間はどちらのラウンジも7:00-22:00です。
ティータイム・アフタヌーンタイム・ナイトタイム・カクテルタイム、明確な時間の区切りはなく7:00-22:00の間はずっと開いています。
時間によって提供されているものが変化するので、時々のぞいてみるといいかもしれませんね。

あと、これはちょっとした裏ワザですが、チェックアウト後ホテルを出るまでの時間もラウンジが利用できます。

チェックアウトの際に申し出る必要があるのでかなりハードル高いですが、チェックアウト後もホテルでのんびりしたいという場合はラウンジ利用も検討するといいかもしれません。

以下に公式サイトのラウンジ案内を貼っておきます。(裏技については書かれていませんよ~。裏ワザはあくまで「裏ワザ」です)

ラウンジを利用したときのレポートは以下よりどうぞ!

また、質問等ありましたら遠慮なくコメントください!

庭や屋上は探検すべし!

志摩観光ホテルは広大な敷地にあります。
なんと、敷地面積 94,496.29 平方メートルで東京ドーム2個分以上!!にもなります。

そんな志摩観光ホテルは見どころがいっぱいなのでマップ片手に散策することをオススメします。

特におすすめなのがホテルの敷地入り口付近とベイスイートの屋上庭園にある「サミット記念写真スポット」
「サミットの雰囲気で記念写真撮影ができるように」と写真台までちゃんと用意されています。

写真台にスマホをセットしてセルフタイマーで写真を撮ればサミット風写真のできあがりです。(ただし、ちょいとカメラが遠すぎる気がしなくもない)

あとはザ クラブの伊勢志摩サミットギャラリーをのぞいたり、クラシックの方の屋上展望台に足を延ばしてみたり、桟橋に行ってみるのもよし。
桟橋は季節によってはカニを発見できるかも。(「発見」というか、私が訪問した7月初旬だとカニは大量にいました)

そうそう、自然豊かな庭などを散策するのでできれば長袖を着て虫よけスプレーをしていった方が安心ですよ~!(あと虫刺されの薬もあるとベター)

チェックインの際に「館内のご案内」というリーフレットがもらえ、そこにエリアガイドマップなどのQRコードが記載されているので読み取ってマップをダウンロードし、それをもとに散策するといいです。
館内のアートガイドマップのQRコードなんかもそのリーフレットに掲載されています。

チェックインしたら「館内のご案内」には必ず目を通し、必要なものはダウンロードしておきましょう。

「館内のご案内」にあるエリアガイドマップとアートガイドマップは公式サイトでは正式に公開されておらず、宿泊者限定のコンテンツのようなので、ここにダウンロードURLを貼るのはやめておきますが、代わりに公開されているフロアガイドのURLを掲載しておきます。

マップを見て予習しておくと各建物の位置関係などが把握しやすくていいかもしれません。

ザ クラシック宿泊の場合はシャトルバス利用もアリ

志摩観光ホテルを訪問する際、賢島駅まで電車で来たなら、賢島駅からホテルまでシャトルバスを利用するといいです。
(賢島駅-ホテル間はたった2分間の乗車距離なので歩いても全然いけますが…)

1時間に2本運行されています。

私たちが賢島駅に到着した際は時間の都合が合わなかったので利用しませんでしたが、滞在中に電車で賢島駅から鵜方駅へ行きたかったので、その時に利用させていただきました。

ロビーで待っていれば「賢島駅行きのバスが到着しました~!」と案内されるのであとは乗車するだけとかんたんです。

ザ ベイスイートは送迎サービスあり

ザ ベイスイートに宿泊の場合はシャトルバスを待つことなく、送迎してもらえます。
フロントで「送迎お願いします」と申し出るだけのようです。

電車での到着時は、到着予定時刻をあらかじめ伝えて送迎の予約をしておけばOKで、当日予約でも大丈夫なようですね。

志摩観光ホテルは対応がすばらしい

志摩観光ホテルに宿泊していると、ホテルスタッフさんのおもてなしのレベルの高さに圧倒されます

エレベーターでフロント階に降り立って「どっちに行こうかな?」と一瞬でも迷おうものなら、スタッフが即座に気づいて「どうされましたか?」と声をかけてこられます。

私は何度も「どうされましたか?」に助けられました。
ちょっと恐縮してしまうくらいですが、それもなんだか心地よい感じです。

伊勢志摩・賢島を訪れるなら「志摩観光ホテル」に泊まるべし!

志摩観光ホテルに宿泊するまでは他のホテルや宿にも目移りしてしまいましたが、実際に滞在してみると「もう他のホテルには泊まれないな!」と強く感じました。
同行した妻や母も同意見で「ぜひまたこのホテルに泊まりたい!」と言っております。

滞在から帰宅して数日しか経っていませんが、「これから1年に1回は志摩観光ホテルへ行こう」と心に決めています。
今度はザ ベイスイートに宿泊する予定です!

このブログが皆さんの志摩観光ホテル滞在の助けになればうれしいです。

もしよかったらコメントください。
質問等もわかる範囲でお答えしますので遠慮なくどうぞ!

おまけ:賢島駅のファミマは早くに閉まります!

旅の楽しみのひとつとして「コンビニでおつまみを買って部屋でつまんでお酒を飲む」という人も多いかもしれません。

志摩観光ホテルの近く、最寄り駅である賢島駅には、ファミマ(ファミリーマート)があります。

このファミマ、24時間営業ではなく、18:00で閉まってしまいます。
(2024年7月現在の情報)

なので、賢島駅のファミマを利用しようと思っている方は要注意です。

私たちは前もって調べていたので大丈夫でしたが、知らずに「しまった!」と思う方も多いようです。

また、志摩観光ホテル周辺には遅くまで開いている居酒屋的なものがほぼなく、ホテル内にあるカフェ & ワインバー「リアン」は現在ディナータイム営業をクローズしています。

そんなわけで、夜の飲みを期待している方は前もってつまみやお酒を用意しておくといいかもしれませんね。

もっとも、ホテルのラウンジが22:00までは開いているので、ラウンジを利用するのも手ですよ~!

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